京都マイクロコンピュータのPARTNER-JetがミスポのNORTi Professionalに対応
ITRONベースの組み込み開発にPARTNER-Jetの高機能なデバッグ環境をご提供
2008年7月1日
関係者各位
京都マイクロコンピュータ株式会社
京都マイクロコンピュータ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:山本彰一)は、本日、弊社のJTAG ICE「PARTNER-Jet」が、μITRON仕様リアルタイムOSで実績のある株式会社ミスポの「NORTi Professional」に対応したことを発表しました。PARTNER-JetがNORTi Professionalをサポートしているので、お客様は導入後、PARTNER-Jetのイベントトラッカーでタスク遷移などを簡単に表示するなど、すぐにご利用いただくことが可能です。またこれを機に、弊社では7月1日よりNORTi Professionalのセット販売を開始します。本製品は、ARM、SHのCPUに対応しており、NORTiが1ライセンス含まれます。価格は、PARTNER-Jet SH Model10で合計価格が39.6万円のところ、34.8万円です。さらに、7月1日より9月末日まで、特別キャンペーン価格で29.8万円になります。これにより、NORTi Professionalを搭載した組み込み開発者の方は、特別価格にてPARTNER-Jetの持つイベントトラッカーやマルチコアデバッグなどの高機能なデバッグ機能をARM、SHの豊富なプロセッサでご利用いただけます。
NORTi開発者の方は使い慣れたコンパイラ等の開発環境を変更することなく、最新版デバッガソフト「PARTNER Ver.5.5」のイベントトラッカーなどのデバッグ機能をご利用いただけます。本機能は、RTOSのタスクレベルでの実行遷移をグラフィカルに表示し、任意イベント間の時間計測やイベント検索、抽出、マスク機能、そして占有時間比率計算機能など、豊富な機能を備えています。
また、本機能は、PARTNER-Jetの一部として動作するので、JTAG ICEのCPUトレース機能と連携させることも可能です(Model20以上)。イベントトラッカーでCPU占有の長い箇所を見つけ、そこからリアルタイムトレース機能を利用して実際に占有している関数などを表示することができます。特に、大容量のトレースメモリ(1ギガバイト)を搭載した最新のPARTNER-Jet Model40と組み合わせることにより、400MHzクラスのCPUで約10秒間の実行命令履歴からイベントを検索することも可能です。また、マルチコアCPUやSMP CPUにも対応しているので、CPU単位の実行状況とプロセス、スレッドやタスクレベルでの実行遷移を同時に表示することができ、複数のCPUの利用効率をビジュアル化して表示することができます。本機能を利用することにより、デバッグ作業やパフォーマンス改善作業の効率化が可能になります。
なお、製品、価格の詳細につきましては、弊社営業部(Tel: 075-335-1050)までお問い合わせ下さい。
京都マイクロコンピュータ株式会社について
京都マイクロコンピュータ株式会社
(www.kmckk.co.jp)は、1985年の設立以来、組み込み開発環境の充実と効率化をテーマに製品の開発を行ってきました。超高速JTAG ICEとデバッガソフトを組み合わせたPARTNER-Jetシリーズをはじめ、コンパイラなどの開発環境と評価ボード類を軸に、常に組み込み開発を支援する先進的な製品を提供しています。
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