ニュースリリース：組込みボード、OS、開発環境、ICEのセット「TeaPARTNER」を15万円で発売開始
2005年9月21日
関係者各位
京都マイクロコンピュータ株式会社
組込みシステムの開発や評価にすぐに使え、大量導入しやすい
T-EngineアプライアンスとICEの超低価格導入セット
パーソナルメディア株式会社(代表取締役:泉名達也、本社:東京都品川区、電話番号:03-5475-2185、資本金:1,000万円)と、京都マイクロコンピュータ株式会社(代表取締役社長:山本彰一、本社:京都市西京区、電話番号:075-335-1050、資本金:1,000万円) は、パーソナルメディアが発売中のOSおよび開発環境付き組込みボードコンピュータ「Teaboard/ARM920-MX1」(*1)と、京都マイクロコンピュータのICE「PARTNER-Jet」(*2)とのセット商品「TeaPARTNER」を、本体価格15万円(税込157,500円)で発売するキャンペーンを実施いたします。
「TeaPARTNER」の販売は9月21日よりパーソナルメディアのウェブショップで行います。
パーソナルメディア製の「Teaboard/ARM920-MX1」(本体価格45,000円:税込47,250円)は、Freescale MC9328MX1(ARM920コア)プロセッサを搭載したT-Engine(*3)アプライアンスの組込みボードコンピュータで、リアルタイムOS 「PMC T-Kernel」、「PMCT-Kernel Extension」のほか、各種ドライバ、開発環境、ドキュメントやサンプルプログラムなどがパッケージングされています。
組込みシステム開発の学習用として、またT-Engineのソフトウェア開発・評価用に利用できる低価格なボードとして好評を得ています。
また、京都マイクロコンピュータ製のJTAG ICE(*4,*5)「PARTNERシリーズ」は、すでに1万セット以上もの導入実績を持ち、組込みシステム開発分野では最も広く利用されているICEの一つです。
また、独自の技術によりICEとしては初めてMMU(メモリ管理機構:*6)への対応を行い、リアルタイムOS T-Kernel上での多重論理空間を扱うプロセスベースのプログラムのデバッグを可能にするなど、高機能かつ大規模なプログラムのデバッグを効率的に行うことを可能とします。
今回のセット商品で採用した「PARTNER-Jet Model 10 / ARM」の通常価格は、本体価格298,000円(税込312,900円)ですが、サポート機種およびOSをTeaboard/ARM920-MX1と PMC T-Kernelに限定することで、大幅に安価なキャンペーン価格を実現すると同時に、ご購入後すぐにデバッグ作業ができるように設定済みでお届けいたします。
なお、本セットに添付されるPARTNER-Jetは、差額で通常の「PARTNER-Jet Model 10 /ARM」へアップグレードするサービスもご用意いたします。
パーソナルメディアと京都マイクロコンピュータでは、組込みシステム開発の効率を向上させるため、今後より一層密接な協力関係を築き、さまざまなソリューションをお客様へご提供していく予定です。
補足説明
(*1)
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「Teaboard/ARM920-MX1」の主要仕様
・ハードウェア仕様:
CPU MC9328MX1(ARM920Tコア、最大200MHz)、フラッシュメモリ2MB、RAM16MB、10/100Base-T、SDカードスロット、RS-232×2、USB Function(Full Speed)、スイッチ(4bit DIPSW、4bitトグルSW、プッシュスイッチ×2)、LED(8bit、7セグメントLED 2桁)、8bit AD/DAコンバータ、温度センサー、ブザー、拡張バスコネクタ取付可能(60pin)、I/Oコネクタ取付可能(60pin) -アナログ入出力(5V)・タイマ出力・PWM出力・I2Cバス・SSI(同期シリアルインタフェース)・GPIO(汎用入出力3.3V)-、JTAGコネクタ付(20pin)、電源入力5V(DC入力端子、USBバスパワー駆動可能)
・添付ソフトウェア:
PMC T-Monitor、PMC T-Kernel、PMC T-Kernel Extension、各種デバイスドライバ(LAN・シリアル・SDカード・RTCなど)、TCP/IP、学習用サンプルアプリケーション、Cygwin 対応GNU開発環境(ソースプログラム付)
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(*2)
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「PARTNER-Jetシリーズ」について
PARTNER-Jet は「マルチコアCPU対応」、「MMU対応(T-Engineや Linuxのデバッグが可能)」を実現した JTAG接続方式の ICEです。またPARTNER-ET2/Jシリーズに比べて、データ転送速度の高速化など基本性能も大きく向上し、取り扱いもUSB2.0による接続で簡単になりました。ホストPCのOSはWindows2000/XPに対応しています。さらにオープンソースの世界標準開発環境「Eclipse」にも対応しており、PARTNERのT-Engineデバッグ機能もEclipseへ対応させていく予定です。
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(*3)
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「T-Engine」について
「T-Engine」は「ユビキタス・コンピューティング環境」を実現するために、さまざまな組込み機器の開発を効率化・標準化し、ミドルウェアの流通を促進するためのプロジェクトです。2005年9月現在では、国内外の約500社が参加する非営利団体「T-Engineフォーラム」が中心となって活動しています。
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(*4)
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JTAGについて
JTAGとはJoint Test Action Groupという団体名の頭文字。この場合、IEEE1149.1として標準化されたバウンダリ・スキャン用のアーキテクチャとシリアルポートのことを指します。
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(*5)
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ICEについて
ICEはIn-circuit Emulatorの略。携帯電話を筆頭に、エアコンやテレビ、カーナビといった電子機器の機能はますます複雑化・高度化しています。誤動作の原因となるバグを取り除き、開発効率を上げるためにICEを利用します。プログラムを1ステップずつ実行させたり、CPUの中にデータやプログラムがどのように書き込まれているかなどを確認することで、プログラム開発の効率を上げることができます。
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(*6)
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MMUについて
MMUとは、ハードウェアによるメモリ管理機構のことで、Memory Management Unitの略です。MMUの利用により、プログラムの独立性が高まり、ミドルウェアやアプリケーションの流通がしやすくなります。またMMUは、不正なアプリケーションやミドルウェアからシステムを保護します。
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パーソナルメディア株式会社について
パーソナルメディアは、ハードウェアからアプリケーションソフトウェアまで、組込みシステムの開発をトータルにお手伝いしております。デバイスドライバの開発、CPUの選定やハードウェア開発、リアルタイムOSのポーティング、マルチメディア関連のミドルウェア、各種プロトコルスタックやウェブブラウザ、 GUIアプリケーション、フォントなど、リアルタイムOSの分野で20年以上にわたって蓄積したノウハウと豊富なシステム開発実績を元に、さまざまな場面でお客様のニーズにお応えするソリューションをご提供しております。
京都マイクロコンピュータ株式会社について
京都マイクロコンピュータ株式会社は、1985年の設立以来、開発環境の充実をテーマに製品の充実をはかってまいりました。ソフトウェア技術を中心に、それを活用するためのハードウェアも独自に開発、JTAG ICE、ROMインサーキットデバッガ、コンパイラなどの開発環境と、CPUボード類を軸に時代のニーズにお応えする製品をご提供いたします。 T-Kernelをはじめとする、さまざまな組込みOS環境での効率的なデバッグ等、今求められる技術、製品を開発する当社に、今後もご期待下さい。
■ TRON は "The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
■ TRON, BTRON, ITRON, eTRON, T-Engine,μT-Engine, T-Monitor, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
■ その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
■ 本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。ご購入の際は、最新情報をご確認ください。
報道関係者様からのお問い合わせ先
パーソナルメディア株式会社
営業本部営業部 広報担当 柏 信行
〒142-0022 東京都品川区東五反田1-2-33 白雉子ビル
TEL.03-5475-2185 / FAX.03-5475-2186
E-mail:
te-sales@personal-media.co.jp
URL:
http://www.personal-media.co.jp/te/
京都マイクロコンピュータ株式会社
広報・広告担当 小林 正人
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TEL.090-7759-5699
E-mail:
koba@kmckk.co.jp
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te-sales@personal-media.co.jp
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京都マイクロコンピュータ株式会社
営業部
〒610−1104 京都市西京区大枝中山町2-44
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