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大容量トレース機能を使いこなす、デバッガソフトの進化
PARTNER-Jetは、「ギガトレース」対応Model 40によって、
デバッグツールのみならず性能解析ツールに進化します。
「ギガトレース」対応PARTNER-Jet Model40には、1ギガバイトの大容量トレースメモリが搭載されています。これにより数十億命令の実行履歴の保存が可能になり、10秒程度のCPU実行の履歴が保存できることになります(ARM11 CPU,400MHzで動作の場合)。これだけの実行履歴があれば、デバッグだけでなく、まとまった処理の性能解析などを行うこともできます。性能解析を行うため、また大きなトレースデータを効率よく扱うために、デバッガソフトウェアも進化させました。新機能のイベントトラッカーと、実行履歴を表示するヒストリウィンドウが連携します。またヒストリウィンドウでは、検索機能と統計機能を強化させ、性能評価や構造解析に利用しやすくなっています。
PARTNER-Jet Model40「ギガトレース」の特徴
- トレースメモリ1ギガバイト搭載 約40億命令、実行時間10秒の実行履歴を保存可能
- トレースデータの高速表示、高速検索
トレースバッファフル状態で、最初の表示まで0.2秒。指定番地の検索も約180秒
- 高速なトレースに対応 400MHzのトレースデータへも対応が可能※
- 三点の外部トレースをサポート トレースデータ内にボード上の任意の信号を取り込むことが可能
※ARM CPUでトレースクロック200MHz,デュアルエッジでの場合。実際の動作可能周波数は、CPUやターゲットを含んだ電気的条件により制限されます。
※上記命令数や実行時間、検索時間は、ターゲットがARM11 CPU 400MHz,ホストがCore2Duo E6600時の一般的な値です。
新しくなったヒストリウィンドウ
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新たに関数履歴モード、ソースオンリーモードを追加
関数履歴モード
実行履歴を解析し、関数名と入口と出口の情報のみを表示
関数のネストレベルも表示
関数出口には戻り先の関数名も表示
ソースオンリーモード
実行した命令をソースコードのみで表示
- 検索結果ウィンドウ
ヒストリデータのアドレス検索に一致した結果が表示
検索範囲を実行時間と、全体に対する時間の比率を表示
※新しいヒストリウィンドウは「ギガトレース」対応PARTNER-Jet Model40 専用ではありません。全てPARTNER-Jetのヒストリウィンドウが新しくなります。